バイク乗り=暴走族?!と言った図式が堂々とまかり通っていたこの時代公安当局は400cc超の二輪免許試験には並々ならぬ気を使ったいたようだった。平たく言うと、一般的な普通の人にとって達成困難な合格基準を設けて、安易に免許を取らせないようにしていた。当時の試験車は、GSX750E(2)。 減点の項目で一番多いものは何と言っても姿勢、膝が開いていれば、減点。つま先が開いていれば減点。つま先は「ハ」の字型にしないといかん!と試験官は事あるたびに言っていた。肘が張っていると減点。レバーを4本の指で操作しないと減点。安全確認、首をただ振るんじゃ-無くてリズムをつけてやらんと危ない...(試験官によっては減点。小型、中型と試験場をクリアして大型を受ける人と教卒で受ける人とは明らかに差があった)わずかでも、下を向こうものなら減点。少しでもタイミングが遅れたらまた減点。決まった角度に向けてないと減点。安全確認が出来てないから最初の乗車だけで、発進できずに試験中止になった奴がいたらしい。そうそう、横断歩道、ベニヤ板?で作った張りぼての人形「人形歩行機」が真中で静止している...これを歩行者と見なし、一時停止の上安全確認をして発進しないと「試験中止=一発アウト」足つき....教習所では単に減点で済んだものだがここは違う、必要以外のところでこれをやると、問答無用で「転倒=試験中止=一発アウト」そして、通常の停止時には必ず左足をつかなくてはいけない。もし、右足を付くものならまたまた「転倒=試験中止=一発アウト」、右足はギアチェンジのときのみ許される。 |