MAJPの今では笑っていえる話-大型二輪免許って、今では教習所で取るのが一般的なんだけど、少し前までは「飛び込み一発」...試験場でしか取れませんでした。 |
11 交付されない新条件免許 | | ||
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二回目の今日は、とにかく「完走」を目指すことにした。ところが....MAJPの前の受験者がスラロームで転倒し一発アウトを食らった。当然試験車を交換してくれると思いきや、試験官が、乗車しコース2,3周して、発着点に帰ってきた。車種はVFR750F。くそーこんなときに、他人のコケあとで、しかもハンドルの切れ角が足りない「F」なんて… それから、再交付の窓口で待つように指示される。約30分後、名前が呼ばれる。「おめでとうございます...」試験場の窓口でおめでとうございますなんて言われたのでびっくりした。ちなみにここでは、元の免許をただ単に返してもらうだけである。さらにもう一言告げられた。「スタンプのインクが乾くまでこすらんとって!」そう、裏には”自二車限定解除”のスタンプが押されているからである。そんな私の気持ちとは裏腹についに自分の番がきた。 スラローム、u-ターン、一本橋....ここの一本橋は旧門真二輪コースと同じく巨大デジタルタイマーがあった。渡り終わった瞬間に試験官に悟られんようにちらりと横目で見る。「1」の数字が見えたから大丈夫と確信する。S字、クランク、踏切、坂道、交差点、外周...ついに急制動までやってきた。通常ここまでで試験官がだめだとみなしたら、「スタート地点へ戻りなさい」の空しい響きが…(要は、乗り降りが無いだけで前半コース(旧1次コース)の終着点が急制動なのだ。)それなのに、スピーカーから何の反応も無い。後半コース(旧2次コース)突入OKのようだ。 もう、こうなったら、成るようになれと思い直し、採点所前を45k/hほどで通過、再度外周に突入...ここで60k/h出すぞー!!とおもいきや、前にはトラックが20k/hぐらいで走行。すかさず安全な間隔をあけて一定の距離を保ちながら走行...しばらくするとトラックは交差点を左折。完全に曲がり終えるまで見切ってから、アクセルをがぱっと開けるとすぐに62k/hぐらい出た。次のカーブが迫っていたので、すかさず減速、そして、ウインカを出すと、スピーカーから「ピッピ-真っ直ぐ行け!真っ直ぐ!」一瞬一発アウトかと思ったが、有難いことに試験官側でコース間違いを防ぐために指示を出してくれたのだった。軽くうなずいてそのまま曲がらずに通過、次の交差点で、左折、中央交差点を通過し、外周より急制動横の直線を通過し2度目のS字へ。この辺で頭の中は真っ白になっていた。S字を通過後、あれよあれよという間に波状路。波状路自体、それまでの人生のうち初体験だったが、これもさくっと通過。取り敢えず完走した。 採点所では 試験官:「MAJPさん、右折時、右に寄れてないな〜、何cmか解かってるか?」 MAJP:「50cmと思います...」 試験官:「解かってるんやったらせなあかんやろ!」 MAJP:「すみません...」 試験官:「ところで、どこかで練習してきたんか?」 MAJP:「はい...」(中略) 試験官:「まぁ〜他にもいろいろあるけどな〜検討しとくから待っとって!」 この後、どんな判定が下されるかわからんままドキドキしながら待合室で1時間半待ち続け、(何せ、不合格だったら次の予約をしないといけないので早く結果を出してほしかった。) 全ての試験終了後「MAJPさん」、「○○さん」、「XXさん」....と名前が呼ばれ、最後に...「以上の皆さん、合格です。おめでとうございます!」...ようやく安心することが出来た。 (10年前と違って、”条件変更 中型二輪から大型二輪へ”でなくて”自二車限定解除”という表示へ替わっていた。ただし、10年前は、友人の免許証の裏にあった”条件変更 小型二輪から中型二輪へ”しか見たことないのが悲しいところ...余談ながら、小型二輪から中型二輪の場合は、”新条件 自二車は中型二輪に限る”という表示へ替わっていた。) おまけ...免許証を見た家族の反応は…「なんやこれ、前と変わらんや無いか!」 | |||
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