キーボードについて 今回利用するキーボードは ふにゃふにゃキーボード FKBJ-86BL(上)とふにゃふにゃキーボード FKBJ-109W(下)です。試作版についてはFKBJ-109Wを利用しています。 このキーボードの利点は、分解してもボタンがバラバラにならず(当たり前か)キーマトリクスを調べるのに便利なこと、キーマトリクスのフィルム(フレキシブル基板?)がコネクタで繋がっているので、一般的なキーボードに比べ端子の皮膜をはがす必要が無く半田付けされているので配線が楽なことです。 端子番号 FKBJ-86BLの内蔵基板に印刷されています。 半田面-コネクタ側下向き左から C1-C8,C10,C11,C9,C14,C15,C11#,C17,C16,C0(左側)、R0-R7(右側) C11が2つあることに注意(同一の信号でなく、別々の内容のようです。配線時に間違わないように注意!) FKBJ-86BLとFKBJ-109Wはキーの数が違う(テンキーやR Altなど) FKBJ-86BLは、ラストチャンス(R Alt)が無いので比較のためFKBJ-109Wを入手、内蔵基板を比べてみると、基板のパターンが違うことが判明。しかも、端子番号が印刷されていない.... それなのに、端子の位置も数も同じ...調べてみると、麻雀で使うキーについては、どちらも同じでした(FKBJ-109Wと同じキーマトリクスをFKBJ-86BLでやってみるとラストチャンス(R Alt)として認識しました。FKBJ-86BLは、ラストチャンス(R Alt)が無いにも拘らず、マトリクスはサポートされている?ようです。麻雀に関係するキー以外は調べて無いので判りません。) | 端子内容
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![]() 試作版その1 表側...試作版なのでユニバーサル基板にタクトスイッチをつけて作りました。 |
![]() 試作版その2 裏側...得意の?!空中配線を多用!!...もう少しきれいな配線にしたほうが良かったかもしれない... |
![]() 用意したもの アーケード用麻雀パネル...ここでは、UPL-9M(セイミツ工業)を使用 ケース...アルミケース...ここでは、YM-400(TAKACHI)を使用 ふにゃふにゃキーボード FKBJ-86BLまたは、ふにゃふにゃキーボード FKBJ-109W(今回はFKBJ-86BLを使用) ねじ...径4mm-長さ10mm程度6個 ナット...ねじに合う物...ここでは、蝶ナットを使用(UPL-9Mにも使われていたため、合わせました) ドリル、リーマー、ハンドニブラ、糸はんだ、配線材、ニッパー等 配線の前に、ドリルやリーマー、ハンドニブラを使ってアルミケース加工し、パネルが組み込めるか確認しておきます。配線してから加工をするのは大変だと思います。 私の場合、ここをいい加減にしたので、少し歪んでしまいました... | アーケード用麻雀パネルを改造したMAME麻雀キーボードの製作 何といっても、本物の操作性は抜群!...井出洋介名人の実践麻雀コントローラー改造版に比べても、数段上の感じです。 |
![]() 麻雀コンパネキーマトリクス表 例:ABCDを見れば、キー端子の片側が、A-B-C-Dと配線されています。ふにゃふにゃキーボードのCキーとDキーが"C3"なので麻雀コンパネ側のCキー、Dキーの間のパターンを残してAキー、Bキーにつながっているそれ以外のパターンをカットします。 配線前の下準備 USBキーボード側の端子内容を印刷(または紙に書いておく) 麻雀コンパネのマトリクスとUSBキーボードの端子内容を比べて、UPL-9Mの基板パターンを残す部分と、パターンカットする部分に油性マジックなどで印をつけておいてから、パターンカットする部分をカットします。この時、余計な所をカットしないように注意します。ここで完全にカットしていなかった場合、一つのキーを押せば、2つのキーが認識されるなどの現象が発生します。全ての配線が終わってからこの現象が発生した場合、パターンを調べ、パターンカットするが大変困難なってしまいます。配線前にしっかりやっておく方が良いと思います。...実はその現象に私も悩まされたのでした。 調べるのが面倒な方はUPL-9Mの基板のキー部分につながっているパターンを全てカットして、全てのキーに配線すればいいでしょう。 私は、面倒なのでしてませんが、最初から付いているフラットケーブルは外して、USBキーボードと麻雀コンパネの配線に使えばいいかもしれません。 配線/製作 下準備が終われば、USBキーボードの端子内容に合わせて、USBキーボード側から、麻雀パネルへ配線していきます。一つのUSBキーボードの端子と、それに対応する麻雀コンパネのキーに配線するたびに先程作った端子内容の紙に配線した部分をチェックしていくようにしましょう。こうすることで間違いを防げます。 USBキーボードの端子が狭いので、USBキーボード側にリード線を一本だけ半田付けをしてその上でUPL-9Mの基板のキー部分から、同じ端子内容の接点に一つずつ分岐していく方がショートの危険が無くて良いと思います。 | 注意点 配線が全て終われば、必ず配線のチェックをしてください。特に電源ラインのショートがないか確認ををしてください。ショートしている場合、最悪PCが壊れる可能性があります。 チェックが終われば、ケースに組み込まずにPCに接続して、メモ帳などで正しく文字が入力できるか確認して下さい。OKなら、実際に麻雀ゲームを起動して、全てのキー操作がOKか、確認してください。 全てOKなら、ケースに組み込んで完成です。 |
![]() | 麻雀キーボード内部 外側の見た目とは裏腹に、かなりいいかげんです...空中配線も多いし... |
![]() | おまけ 井出洋介名人の実践麻雀コントローラー改造...2006年頃に製作。TK-U12FYが無かったので、TK-U12FYALBKを組み込んでいます。TK-U12FYとキーマトリクスが違うので大変でした。PCキーボードに比べると、操作性は天と地ほど差がありました... |
![]() | おまけ2 井出洋介名人の実践麻雀コントローラー改造2...2017年10月頃に前回のモデル(上記TK-U12FYALBK組み込みモデル)が壊れた(経年劣化か?)ので修理も兼ねて制作、修理のため半田付けを繰り返したせいかコントローラー基板やTK-U12FYALBKのプリントパターンが数か所剥げてしまうトラブル多発!それでも、井出洋介名人の実践麻雀コントローラー基板は根性で再利用できました。ただ...残念なことにTK-U12FYALBK基板はご臨終となってしまったのでした。そこで、井出洋介名人の実践麻雀コントローラーと言えば、やはり(?)ELECOM製と相性がいい(!?)ということで2017年最新モデルのTK-FCM064MH/RS基板を組み込んでみました。(注意:写真は端子部分をセロテープで固定しているので端子同士が半田ブリッジしているように見えるけど実際はそうでありません。また、USBケーブルと基板を繋げている半田付け部分は断線しやすいのでセロテープ等で固定しています。)TK-U12FYALBKとキーマトリクスが違っていましたが(X-Yが反転?逆?端子にXとYの境目が無い!)違いは少しだけ(?)で、なんとかなりました。 |
![]() 制作その1 用意するもの:糸ハンダ、ジュンフロン線(単芯線、今回は0.5o)テスター、井出洋介名人の実践麻雀コントローラー、ELCOMキーボードTK-FCM064MH/RS(基板)、セロテープ等、今回、単芯線にした理由は、より線だと半田付けしやすい反面、断線が多発したためです。よく考えてみれば基板に付いてる部品は殆ど単芯線(ダイオード、トランジスタ、(集合)抵抗の足、ICの足もより線でないので単芯線同様)ではないかと今になって気付いたのでした... |
![]() 制作その2 TK-FCM064MH/RS(画像)の端子内容? |
手順1 基本的な手順と問題点1/2 |
![]() | 手順2 今回、手持ちのUSBキーボードがBluetooth化できるとのことでATEN製CS533を使ってみることにしました。CS533を使う前にファームウェアをアップデートします。(マニュアルを参照、この時、デフォルトのポートはBluetoothを選択。そうしないとすごく面倒。)その後マニュアルに従ってPCなどのUSBキーボードを接続し(改造したコントローラーではない)スマホに対してペアリングを行います。改造したコントローラーではキーの数が絶対的に足りないからコードが打てないのでそれしかできません。 |
制作その3 井出洋介名人の実践麻雀コントローラー(配線パターンが異なるタイプ)の改造1 |
制作その4 井出洋介名人の実践麻雀コントローラー配線パターンが異なるタイプの改造2 |
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